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実は同じ植物な野菜たち

2022.04.11

皆さんは「あのキャラクターの声優さんとあのキャラクターの声優さん、同じ人なの?」と驚いたことはないでしょうか?

明らかに同じ人で納得、なこともあればさすがプロ・・・まるで別人なんてこともあると思います

孫悟空(ドラゴンボール)とラスカル(あらいぐまラスカル)

ナウシカ(風の谷のナウシカ)としょくぱんまん(それいけ!アンパンマン)

ばいきんまん(それいけ!アンパンマン)とフリーザ(ドラゴンボール)

桜木花道(SLAM DUNK)とトランクス(ドラゴンボール)

と、キリがありません(ドラゴンボールが多くて世代がばれますねw)

さて、野菜の中にも呼び方が違うけど、実は同じ植物だったの?というものがありますのでご紹介

既知のものあるでしょうがお付き合いください

パクチー=コリアンダー

こちらはご存じの方も多いでしょうがパクチーとコリアンダー、同じ植物です

シャンツァイ(香菜)呼ばれることもありますね

日本では、種子や葉を乾燥させてパウダー状にした香辛料を「コリアンダー」と呼ぶことが多く(もちろん生の状態のものを指すこともあります)、それに対して、葉を生のまま使用するものは「パクチー」と呼ばれる頻度が高いです(逆に乾燥したスパイス上のものをパクチーと呼ばれることは聞いたことがありません)

呼び方は単純に欧米由来(コリアンダー)とタイ由来(パクチー)と中国由来(シャンツァイ)の違いです

スパイスとして使われるコリアンダーは、熟した種子を摘んで乾燥させたスパイスの事を指します

葉の部分とは全く違った風味で、オレンジの様(?)ともいわれ甘く爽やかな香りをしていて、非常に使いやすいのが特徴です

このコリアンダーは、ソーセージやシチューなどの肉料理やピクルスなどの野菜料理に用いられますし、パウダー状にすることで、チャイやクッキーなどにも使われます

なにより、カレーに欠かせないスパイスでおなじみですね

一方もはや皆様ご存じパクチーは香りと食感を楽しむため、そのまま使うことが多いです

葉の部分をサラダにしたり、生春巻きの具材にしたり・・・茎や根の部分は鍋や炒めものとして用いられます

枝豆と大豆

夏のビールのお供といえば筆頭に上がるのが枝豆

実は枝豆と大豆は収穫時期が違うだけで、もともとは同じ植物の種子からできています

未成熟の時期に収穫された緑色の若いものが枝豆、成熟するまで待ち、茶色く乾いたものが大豆となります

味噌や醤油などの調味料から、納豆や豆腐といった食品までさまざまな形に加工されている大豆食品は元をたどれば枝豆の兄弟なのです

また、枝豆といえば大きく分けると「白毛豆」、「茶豆」、「黒豆」の3種類があるのはご存じでしょうか?

皆様にも一番認知され全国的に広く流通しているのが白毛豆

多くはさやの部分に白い産毛が生えていて、種子が大豆特有の色や薄緑色をした状態のものは別名青豆とも呼ばれています

さやは色鮮やかな緑色で白色の産毛があり、節の間隔が狭く、3粒ほどの豆が入っているのが特徴です

「だだちゃまめ」でおなじみのさやに入った豆が茶色の薄皮で覆われているのが茶豆と呼ばれる種類です

さやの見た目は普通の枝豆と同じですが、さやの中の豆は2粒入りであることが多く、強い甘みを味わえるのも特徴です

「丹波黒」でおなじみなのはさやに入った豆の薄皮が少し黒みを帯びている種類

豆となるものは黒大豆が熟す前の若い状態で収穫していて、成熟したものはお正月の煮豆料理にも使われています(大豆と枝豆の関係性がわかりやすいですねw)

豆の粒が大きく、味わいにも深いコクと独特の甘みがあり、比較的生産量が少なく、特に枝豆の状態では市場にあまり出回らない品種です

大豆といって忘れてならないのが「大豆もやし」・・・通称「豆もやし」です

ナムルとして一番親しみ深い豆もやしは、大豆から発芽したもやしのことです

是非お見知りおきを(笑)

さやえんどう=グリーンピース=えんどう豆

さて本日最後のご紹介はこちら

「えんどう豆」は、成長過程で名前を変えて、じつはさまざまな姿で食卓に登場しています

未熟なさやが「さやえんどう(=きぬさや)」、若い豆が「グリーンピース」、完熟した豆が「青えんどう」といった具合です

もう少し詳しく説明すると・・・

えんどう豆は、柔らかな若いさやを早く収穫して丸ごと食べる「さやえんどう」と、さやの中の実だけを食べる「実えんどう」の2つに分けられるます

さやえんどうはとても種類が多く中でもポピュラーなのが「きぬさや」で、豆が未熟で小さい状態のものです

ほかにも、さやえんどうを改良した「さとうさや」は豆を大きくし、糖分が高いのが特長

また最近はスーパーでもおなじみの「スナップえんどう」はアメリカの品種で、さやは肉厚で、豆が成長してもさやごと食べられる品種です

一方、実えんどうは若い豆を食べるものと「グリーンピース」と、完熟の豆を食べるものに大別される

グリーンピースはもはや説明不要で、さやの中に入った緑色の大粒な豆で、加熱して食用にします

昔の冷凍のグリーンピースやミックスベジタブルに入ったグリーンピースは独特の青臭さがあり、子供のころから苦手だった方は少なくないのではないでしょうか

今は春の風物詩ともいえるフレッシュグリーンピース

甘味と香りのあるおいしさに見方が変わった方も多いはず

対して、完熟の豆の代表といえば、みつまめや豆大福の豆としておなじみの「赤えんどう」と、煮豆のうぐいす豆になる「青えんどう」です

豆の色はほかにも、茶色のまだら、黄色などもあるが、お店で買えるのはほとんどが乾燥させた乾物の豆ですね

いずれにしても「えんどう」の名前が付いたものは基本的に「エンドウ豆」としてくくってしまって問題ないでしょう

ちなみに先ほどの大豆の豆もやしに対して、えんどう豆の若芽は「豆苗」として知られた野菜であることも覚えておいてください(笑)

最後に

様々な呼び名で呼ばれる野菜・・・今まで意識せず別のものと認識して何気なく食卓に上っていたものも、繋がりを知って口に運ぶとそのおいしさの感じ方と楽しみが一層広がるかと思います 

ぜひ頭の片隅に置いて食事を楽しんでください

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