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食事とお酒の関係性

2022.11.15

あらかじめ申し上げておきますが、今日の話は完全に私の持論ですので、なんの裏付けもございません個人的見解なので悪しからず・・・

さて、唐突ですが

お酒が進む料理、とは一体何でしょうか?

「この料理、お酒に合うネェ」

なんてセリフはよく聞きますが、では具体的にどの様な料理、味付けがお酒に合うのか・・深く考察したことがある方、いらっしゃるでしょうか?

一般的には「塩気がしっかりしている」とか、「ちょっと油っこい」とか感じる料理に当てはまることが多いかと思うのですが、なぜでしょうか?

逆に例えばお蕎麦やうどん単体で「酒飲みてぇ・・・」となる方は極小数ではないと思います

洋食の方が和食よりお酒が進む気がなんとなくしますし、

和食でも高級割烹の料理と居酒屋料理ではお酒の進み具合が全く違うことでしょう?

確かに塩分や油分が大きく関わっていそうですが、果たしてそれだけなのか・・・

まず前提として、今回はお酒が飲みたくなる(ならない)「料理」の話で、あくまでお酒ではなく、料理主体であることを前提にお話を進めましょう

料理を衣服に例えてみると・・・

例えば食事をファッションコーディネートに例えてみましょう

ジーパンにTシャツ

チノパンにジャケット

スリーピースのスーツ

羽織袴

ありとあらゆるスタイルがあるのは洋服も料理も一緒ですね

ただ、例えば夏場のジーパンにTシャツ

これだけで十分と言えばもちろん十分ですが、

例えば帽子やネックレスがあればよりオシャレになる気がしませんか?

また冷房の効いた室内を考えると薄手のジャケットが一枚あってもいいでしょう

シンプルなジャケパンスタイルも、アクセントにストールやネッカチーフがあれば程よいドレッシーさが加わります

逆に三揃いのスーツに革靴、 タキシードや着物などはデフォルトのスタイルで既に過不足がありません

余計なアクセサリや上着はあってマイナスになるとは限らなくても、プラスに転じる事は極めて少ないのではないでしょうか?

つまるところ何を言いたいのかというと

料理というのはベースのコーディネートに近く、お酒はプラスアルファで足せるアクセサリや上着、小物の様なものではないかということです

所謂コーディネート(料理)に過不足・・・というと聞こえが悪いですが、所謂余白の有無がお酒の入り込む隙だと言い換えられるのではないかと思うのです

勿論そのままでもコーディネートの質は高く、成立していたとしても、プラスアルファで一枚重ね着を加えられる余白があるか?

たとえシンプルでなくても、例えばちょっと派手なTシャツも一枚ジャケットを羽織ればいいバランスになるかも知れません

着物やスーツの様に初めから完璧に整ってしまっていたり、 はじめから帽子、アクセサリ、鞄や靴など頭の先から足の先に至るまで完璧な組み合わせでコーディネートしたものには足し引きができません

コレは整ってしまった完璧が悪いといことや、コーディネート(料理)自体のクオリティ良し悪しの話ではなく、あくまで「お酒」の隙間があるかどうか、の話です

ブルーのジーンズに真っ赤なTシャツも着こなしも素材の質感次第でオシャレだけれども、ちょっと追いついた色のジャケットを羽織ると赤の主張がバランスとれてアリだよね

というのと同じ様に

回鍋肉は単体で食べても美味しいけれど、ビールと一緒に食べると油分と塩分をサッパリと洗い流してくれてより食べ進むよね

といった事が起こるのです

逆に先の例のお蕎麦だと

麺を食べるのに塩気もちょうど良く、出汁の効いた返しで旨味も水分も充分

薬味で香りもバッチリとなると、着物やスーツと同じくお酒の入り込む隙間が限りなく狭いのです

誤解を招かぬよう何度も言いますが、これは決して完成された余白のない料理(例えば蕎麦)が劣っているという話ではなく、あくまでお酒との相性だけの話です

脂乗りの良いお魚のお刺身にレモンを搾るのも美味しいけれど、キリッと酸味のある白ワインも美味しいよね、となりますが

あらかじめ程よく薬味とポン酢で味付けをされていると、お酒を欲するパワーが弱まります

この料理としての完成度(←美味しい不味いの指標ではない)と余白がお酒に合う、合わないに大きく関わるのではないかと思います

なので、例えば高級割烹の様な和食のお店はシンプルかつ完璧なバランスを整えられていて、料理が過不足なく完成されるため、良くも悪くも大味な居酒屋料理と比べるとお酒を欲するパワーの違いになってくるのです

もちろん、「私は蕎麦でも高級割烹でもお酒、飲みたくなるけど?」という方もいらっしゃるでしょう

そういった方は料理が何であれお酒が飲みたいお酒好き(或いはその時お酒を飲みたいタイミング)なだけ(笑)

帽子が大好きな人は夏でも冬でも、何を着ても毎日必ず帽子をかぶるのと同じ様なこと

勿論、本人の満足が何より大事なので、それはそれでいいのです(笑)

料理に対するお酒のオススメとは?

さて、そう考えると飲食店における「この料理に合うお酒のオススメ」というのはどういったことかがわかりやすいと思います

いわば飲食店の料理はそれぞれベースのコーディネート

Tシャツとジーパンや

シャツとスラック

或いは着物やスーツ

といった状態だとすると

お酒は小物やアクセサリということになります

店員さんにオススメを聞くということは

この料理(Tシャツジーパン)にはどんなアクセサリが合いますか?という相談に近いのです

スポーティなキャップはいかがでしょう?

ちょっとワイルドなチョーカーとバングルなんてどうですか?

スカーフを巻くとカジュアルさをドレスアップできますよ

それぞれこんな色のアイテムがあります

などなど

素材のクオリティの高く、シルエットも計算されたTシャツジーンズはそれだけで十二分にかっこいいのですが

あくまで余白があればある程、バリエーション豊かな組み合わせをお勧めすることが可能です

逆に余白の少ない感性された料理だと・・・例えばシャツとネクタイをした、既にバッチリカッコいいスーツ姿だと

タイピン、メガネ、カフス

くらいしかアクセサリは薦められるものがありません

カジュアルスタイルでも帽子から靴、小物から計算されつくした重ね着スタイルで既に完成されていると、スタイリストさんも追加のおススメができません

ちなみに昨今流行りのコース料理にペアリングドリンクというのはこのすべてのトータルコーディネートをマルっとお店側に任せるサービスだということ

個人の好みはさておき、そのお店のセンスやポリシーを表現としをトータル的に堪能する意味合いですね

「この色が好き」とか「タートルネックは嫌い」とうような個別の希望は言えませんが、全てプロのスタイリストがトレンドやバランスを考慮してコーディネートしてくれます

いわば週末の番組の1コーナーにありそうな、ファッションセンス0のお父さんを素敵なパパに大改造的な企画と一緒ですかね(笑)

服選びに自信や興味なかったり、逆に普段自分で選ばないような新たな組み合わせを発見、堪能したい人に非常に有難い、ぴったりなサービスです

結局何が言いたいのかというと・・・

もはや料理とお酒の話なのか、ファッションコーディネートの話なのかよくわからない内容になってきましたが(笑)

今回この様な内容の記事を書いたのも、お客さまを見ていて料理とお酒の組み合わせや相性に関して、不必要に難しく考えている方や、先入観やセオリーをあまりに重視しすぎか方を見かける機会が少なくないからです(お店柄、特にワイン)

お酒に合う合わない

この料理に何が合う

などというものはファッションと同じくセオリーや流行りはあっても、あくまで本人の自由なんです

お店(ソムリエ)もちろん最低限以上の アドバイスはするのですが、もっと自由に気軽に楽しんでもらえればと思います

ベースボールキャップを愛する人は 人に迷惑や不快感を与えない限り、スーツだろうが着物だろうが、愛するベースボールキャップを被れば良いのです(笑)

また同じスーツでもシャツとネクタイ、革靴でなく、 フード付きのパーカーとスニーカースタイルにスーツを合わせればベースボールキャップも万人に違和感のないスタイルになります

「コレにはコレ」といった唯一無二の答えも無く、

「コレもいいけどあっちもいいよね」

ということが沢山ありますし、人の感性次第で合う合わないも変わってきます

既成概念にとらわれず、ファッションコーディネートを・・・いや、間違えた(笑)

もっと自由に食事とお酒を楽しみましょう‼︎

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