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栄養価から学ぶ食材図鑑 ~フキノトウ~

2023.02.16

まだまだ寒い日が続く昨今・・・今年は比較的寒さが穏やかな気が個人的にはしていますが、それでも気候的な「春」はまだまだ感じにくいのが実情かと思います

そんな中、食材からは着々と春の息吹を感じるようになってきました

今日は既にスーパーにも並び始めている春を代表する山菜の一つ「フキノトウ」について・・・

「フキノトウ」が成長しても「フキ」にはならない

育った環境から私は目にしたことがないのですが、地域によっては今くらいの時期からフキノトウがポコポコと顔を出し始めるそうです

わざわざ取りに出かけなくても、街のあちこちで見かける(らしいw)フキノトウの姿・・・春が訪れを感じさせてくれます

そんなフキノトウはフキの花のつぼみですが・・・花は咲くと枯れるだけ

そう、フキノトウがそのまま成長しても「フキ」にはならないのです

フキは、一つの株から花と葉柄が別々に育つ、少し変わった植物なので、フキノトウが花をつけた後、葉が伸び出し、葉柄が長く育ってからフキの旬(4~6月頃)を迎えます

それこそ日ごろから生活圏内で日々見かける方々には当たり前なのかもしれませんが、意外と間からうろこの人もいるのではないかと?(笑)

フキノトウの栄養素

春の訪れを告げる季節の風物詩として独特の香りと苦みのあるフキノトウ

苦みのあるものってなんだか健康に良さそうな気がしますよね(笑)

そんなフキノトウの栄養価を確認してみましょう

  1. エネルギー 38kcal
  2. たんぱく質 2.5g
  3. 脂質 0.1g
  4. 炭水化物 10.0g
  5. 食物繊維 6.4g

フキノトウ自体を何百グラムもモリモリ食べることはそうないでしょうから(笑)大きく気にする必要もないのですが、そもそも低カロリー・低脂質な食材ですね

さて上記の主だった栄養素に加え、体に嬉しい栄養素は何が多く含まれるのか確認しましょう

何度か登場して取り上げえたこともある、ナトリウムを体外へ排出することで、高血圧の予防やむくみの改善に効果があると言われている「カリウム」

こちらも登場頻度の高い、体内での細胞の分裂や成長に影響して妊婦さんや授乳中の女性に嬉しい「葉酸」

逆に登場頻度の少ない(初?)、タンパク質を活性化させて骨の形成を促進させ、動脈の石灰化を抑える働きのある、骨や血管の健康に一役買う「ビタミンK」

もはや説明不要のみんな大好き?必要不可欠な「食物繊維」

疲労回復に効果があるビタミン「ビタミンB1」

などなど、やはり積極的に食べるに値する食物といえそうです

春の皿には苦味を盛れ!

さて上記のようなキャッチコピーを耳にしたことはあるでしょうか?

春になって暖かくなると新陳代謝が活発になってきます

冬の間にため込んだ体内にため込んだ脂肪や老廃物を排出し、冬の体から春の体へと変化する季節

そうした際に頑張って働いてくれる機関が「肝臓」です

温かくなり目覚めた体は冬の老廃物を解毒しようとし、肝臓に負担がかかりがちになることも・・・

そんな時にフキノトウに代表される山菜や菜の花、たけのこなど、「苦味」のある春の野菜が肝臓の解毒作用を高めてくれます

ぜひこれから温かくなる時期に積極的に食べていきたいですね

まとめ

季節感を感じやすく趣に優れ、時期がらの身体にも役立つ一挙両得な食材

自家製のフキ味噌を作ってみたり、炒め物に加えてみたり(お肉との相性良いです)、パスタにも最適

ぜひ季節感を健康、そして何より「美味しさ」を堪能、享受しましょう

忘れていた一番?美味しい天ぷらも是非!・・・が、揚げ物の食べ過ぎにはご注意を(笑)

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