
料理のレパートリーを増やすコツ
2023.02.22
「お店でメニューを作る時、どうやって考えているんですか?」という質問をよく受けます
具体的に「このようなプロセスで」という決まったパターンがあるわけではないのですが、食材の組み合わせや調理法によってバランスを整えながら積み立てていくイメージなのですが・・・
これを簡素化することにより、普段皆さんが家庭で作る料理のレパートリーが増やせるのではないか?とふと思い立ち今回の記事に至ります
手持ち料理のバリエーション
皆さん、普段作る料理にバリエーション、どのくらいお持ちでしょうか?
カレーライス、ハンバーグ、肉じゃが、コロッケ、生姜焼き、から揚げ・・・
何でも良いのですが、飽きずに日々作りまわせる手札をお持ちですか?
いえ、なくても問題ないんです
いま、私が増やしますから(笑)
とはいえそんなに難しく考える必要はないんです
まずはちょっとずつ変化を加えればいいだけなんです
初級編・ちょっと付け足してみる
まず一番簡単なのは、普段作り慣れた料理に何か少し足してみる、ということです
所謂「味変」です
ラーメンに豆板醤を入れる・牛丼に生姜と七味を足す・たこ焼きにからしマヨネーズを付ける
そんな感覚と同じです
いつも食べているスタンダードな味わいに味・または香りにちょっと特徴のあるものを加えてあげることにより、料理の印象が劇的に変わります
いつもの肉じゃがも、大葉を散らしてあげればとてもさっぱり爽やかに
チーズを和えてあげればコクの深い味わいになります
ここで出てくる問題が「何に何を合わせればいいのかわからない」といった問題かと思います
ですが、例えば「納豆にマヨネーズ」の組み合わせが大好きな方もいれば、ジャストフィットとはいいがたい、という方もいることでしょう
もはや組み合わせは好み、としか言いようがありません
ただ一つ言えることは「美味しいもの(好きなもの)」同士を組み合わせれば(かなりの高確率で)不味くなることはないということです
先ほどの「納豆にマヨネーズ」もホームラン級の組み合わせだと感じなくても、納豆とマヨネーズ自体が嫌いでない限り、最低限以上に美味しく食べることができるはずです
事実、私自身も当初聞いただけの段階では「気持ち悪いw」と食わず嫌いで敬遠していましたが、いざ食べてみると美味しく食べることができました(笑)
ビビらずに少量ずつでも色々とチャレンジしてみてください
きっとあなたのお好みの組み合わせが見つかるはずです
中級編 A・味付けを変えてみる
わかりやすいのがラーメン
ラーメンと一口に言っても醤油・塩・味噌・トンコツ・・・とスープが変わるだけで別の味わいになります
いやいや、当たり前のこと何を言っているんだ?、と思われるかもしれませんが
では、例えばあなたは肉じゃがを醤油ではなく味噌味に仕立ててみようとチャレンジしたことがありますか?
お蕎麦の麺つゆを昆布やかつおだしではなく、チキンコンソメベースにしてみようと試したことはあるでしょうか?
ちょっとした先入観や固定概念を取っ払うと、今までの当たり前の料理もグッと顔色を変えて新たな一面を見せてくれます
ラーメンと同じく、基礎が完成された料理(元々身についている得意レパートリー)であれば、味付けをガラッと入れ替えても「あとは好みの問題」いうレベルでバリエーションを楽しむことができます
元がイケメンであれば、TシャツGパン姿でも、ビシッとスーツ姿でも、スポーツのユニフォーム姿でもいずれもかっこいいのと一緒です(笑)
中級編 B・食材を入れ替えてみる
例えば豚の生姜焼き・・・豚を羊に変えたらガラッと味わい変わる気がしませんか?
サバの代わりにサーモンの味噌煮はいかがでしょうか?
コロッケのジャガイモをカボチャに変えたら甘やかな、里芋に変えたらムッチリほくほくの大人の味わいに変身します
麻婆豆腐も豆腐のピンチヒッターとして茄子や春雨が既に安定の成績を残してくれています
先ほどの味付けの変化(ベースの調味料)と同じく、キーになる食材を別のものに入れ替えてあげるだけでバリエーションが無限に広がります
言われてみればこんなに取り組みやすいチャレンジも、意外と固定概念に縛られて手を出したことがない方も多いのではないでしょうか?
勿論、何と何を入れ替えてもいいのですが、失敗せずにガラッと雰囲気を変えて別料理だと思えるように楽しむには、同じ成分同士(タンパク質→タンパク質、炭水化物→炭水化物など)だけど、香りや風味、食感に違いがあるもの(魚介→肉、白身魚→青魚、豆腐→春雨など)を入れ替えてみる挑戦をお勧めします
これも大丈夫・・・味付けと同じで、好きな食材同士を入れ替えれば不味くなりませんから(笑)
後は作り込んで微調整です
上級編 上の3つの手法を組み合わせる
味付けを変えて、食材も変えて、プラスアルファの味や香りを加える・・・ここまで言ったら完全にオリジナルの別料理と言ってもいいでしょう
醤油とみりんと昆布だしで煮込んだ豚の角煮も、塩と赤ワインと蜂蜜、チキンブイヨンで煮込んだ牛肉にネギと茗荷の千切りを添えてあげたものと比べて「同じ料理だ」という人はいないはず
ここまでできるようになれば家庭でのレパートリーはもはや無限大に広がったと言っても過言ではないでしょう
何度も言いますが、好きなもの同士をかけ合わせれば「不味くてたべられない」ものには早々なりません
先入観にとらわれず、ビビらずにどんどん試してみましょう!
新たな発見とレパートリーが増えて、作る楽しみはもちろん、食べる楽しみ、食べてもらう楽しみがどんどん膨らむはずです
是非色々とチャレンジしてみてください