説明を書く

人参を余すことなく堪能しよう!

2021.12.14

さて、前回は成分と効能をピックアップして人参というポピュラーな野菜の復習をしてみました

ただし、気を付けないといけないのがこの成分と効能・・・

必ずしも「含有量」=「吸収量」とは限らないので要注意です

それではこの人参さんの養分を極力余すことなく私たちの身体に吸収させて恩恵を受けるにはどうしたら良いのでしょうか?

その為の合言葉が3つあります

まずは・・・

皮ごと

前回の記事でも説明しましたが、あらゆる栄養素を有する人参ですがその筆頭は何といってもβカロテン

このβカロテンですが実は同じ人参でも中心部に比べ皮の方が圧倒的に多いのです

根菜は比較的このような傾向があるのですが・・・というのも

葉が伸びると真ん中から葉に栄養分が送られるため、中心にいけばいくほど栄養が抜けて行ってしまうからです

だからこそ根菜の栄養素は外側(皮)に多く残ります

その差なんとβ-カロテンは2.5倍、ポリフェノールは4倍も含まれているというから驚きですね

なお、そういった理由で頭から葉っぱが生える根菜(蕪や大根など)は保存時には葉っぱと根っこを切り離しておきましょう

葉っぱも無駄なく調理して美味しくいただくのはもちろん素敵なことですが、くっつけたままにしてしまうと食べる時までに根っこの方からどんどん葉っぱに栄養(味わいも)が吸い取られていってしまいますので、ご注意ください

「皮ごと」と聞くと習慣的に抵抗感がある方もいらっしゃるでしょうが、冷静に見ると人参の皮は非常に薄く、

また一般的にスーパーなどで売られている人参は丁寧に洗浄されているので食感としても味わいとしても料理に与える変化は非常に少ないと思っていただいて間違いありません

「にんじんの皮に農薬が残っているのでは?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらもご安心を

国により、食品中に残留する農薬については、口に入っても人の健康に影響がないようきちんとした基準が定められていて、販売されている人参はもちろんその基準をクリアしたものしかありません

また今の時代は無農薬や減農薬の野菜も比較的容易に手に入りやすくなりました

色々な観点から考え、選択肢が広まってきたのはとても良いことですね

加熱する

いきなりちゃぶ台をひっくり返すようですが(笑)、人参は生で食べると栄養がほとんど摂取できないどころか、場合によっては酵素の働きによって他の野菜のビタミンを破壊してしまうことがあります

ところが、人参は熱を加えることにより、β-カロテンの吸収率が約2倍になることはわかっています

つまり、生を細かく切って食べたり、すりおろしたりミキサーでスムージーとして摂取するよりも、煮たり炒めたりする方がβカロテンに関してはの吸収率がよくなるのです

とはいえ人参に限った話ではありませんが、加熱調理や生によって効率よく摂取できる栄養素が異なるため、結局のところ最終的には様々な調理法で食べるのがおすすめです(笑)

油と一緒に

上記の話に通ずることですが、例えば人参に含まれる栄養素の中でも、水溶性のビタミンであるビタミンB群やビタミンCは茹でて加熱することにより破壊されてしまったり、水に流れ出てしまい、人参自体の栄養価が低くなります(ゆで汁ごと摂取すれば多少防げますが)

ところが、人参に含まれるビタミンAは脂溶性で、油に溶けるビタミン(ビタミンAとβカロテン関係は前回の記事参照)

生の人参から吸収されるβ-カロテンはたったの8%に対して、少量の油で炒めたり和えたりするとなんと70%も吸収されるといわれています

まとめ

人参の栄養を他の野菜の邪魔をすることなく効率よく摂る方法は、「皮ごと」「加熱して」「油と一緒に」食べること

比較的ハードルが低いのではないでしょうか?

これらの点を踏まえて栄養を最大限に引きだすことによって、簡単な方法でこれまで以上にβ-カロテン摂取できるのは嬉しい限り

きんぴらやスープやシチュー、カレーライスにどんどん加えて人参をモリモリ食べましょう‼

え?カロリーや脂肪??

まぁ今日のところは放っておきましょう・・・(笑)

4,11,17,24,31

1,2,3,7,14,21,28