チョコレートにまつわる豆知識
2022.12.06
前回、チョコレートの作られ方を紹介したので、せっかくなので抱き合わせで豆知識を仕込んでおきましょう(笑)
チョコレートの栄養価
一口にチョコレートとはいっても、前回のご説明の通りあらゆる種類・配合があるので栄養価とはいっても一概に説明できません
とはいえ皆様ご想像通り・・・まぁまぁなハイカロリー食物です(笑)
たとえ話で行くと
ロッテ「ガーナミルク(50g)」が1箱(50g)あたり278kcal
明治のミルクチョコレートも50gでなんと同じく278kcal
ちなみに高カカオチョコレートの方が甘さ控えめで苦みもありカロリーも低そうな気がしますが、カカオマス(前回参照)には脂肪分も多く含まれるため、ミルクチョコレートと同じかそれ以上のカロリーがあります
ですが、カカオ分に含まれる脂肪分は多少吸収がされ難いとのうわさも・・・ また、付帯する嬉しい成分も必然的の濃度が上がるのでより「身体に良い」ことは違いなさそうです
その成分とは・・・
ポリフェノール
老化の原因となる成分を除去することができる栄養素として知られているポリフェノール
今までも何度か登場しましたが世間的には赤ワインの次くらいにチョコレートが有名でしょうか?
ただし、ポリフェノールは短時間で効果が作用しやすいのですが、長時間の効果は持続しないので、摂取する際は少量で複数回に分けるとよいと言われています
心惜しいですが食べすぎを防げるため、チョコレートのカロリーや糖質を抑えられるので気にかけて摂取しましょう(笑)
食物繊維
こちらも皆様おなじみ食物繊維
肌荒れ防止・肥満防止・便秘改善といった、特に女性にはありがたい効果を多くもっています
以外なことに、種類にもよりますが、チョコレート100gあたり3.9gの食物繊維が含まれているため、食物繊維を摂取する目的(という建前でw)チョコレートを食べるのもおすすめです
テオブロミン
リラックス効果があり、集中力・記憶力を高める働きをするといわれているテオブロミン
ストレスが溜まりやすい人や、仕事や勉強に集中したいシチュエーションにはぜひ摂取してほしい栄養です
美味しく栄養を摂取することができるため、集中力を高めたいときのおやつとして最適なアイテムです
チョコレートの保存方法
買ってきてすぐに食べきらないチョコレート
とりあえず冷蔵庫に入れておけば安心・・・とは限らないので要注意
品質という意味で悪くなりやすくなるということはありませんが、食味という意味では劣化が早まる可能性が大いにあります
そもそも、コンビニやスーパーで売られているチョコレート・・・冷ケースに入っていないですよね?
実はチョコレートの適正温度は15~22℃
基本的には冷蔵庫に入れなくても、常温保存で問題ないのです
もちろん夏の暑い時期など、高温では溶けてしまい劣化しますが、チョコレートは高温だけでなく、湿気にも弱いという特性を持ち合わせています
高い温度から冷蔵庫に入れると温度差から結露してしまい、チョコレートに含まれている成分(脂肪分)が溶け出してしまう場合があります
冷蔵庫から出した、白く粉が吹いたようなチョコレート・・・見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これはチョコレートが軽く分離して浮き出た脂肪分が冷やし固まった状態なのです
白い粉ができても問題なく食べることはできるのですが、成分が偏っている状態のため、本来の美味しいチョコレートの味わいを体感できません
夏場などチョコレートを冷蔵庫で保存しなければならない場合は、ぴったりとラップで包み、ジッパー付きの保存袋に入れ保存することをお勧めします
ちなみにチョコレートは18〜20℃が一番口溶けがよい温度とされています
より口溶けのよいベストコンディションのチョコレートを堪能するためには、食べる前に常温で30分戻す時間はとても重要な行程です
今日のまとめ
チョコレートに関する豆知識は探せばまだまだたくさんありますが・・・
チョコレートは元々薬として利用されていたというほど、本来は薬効成分に富んでいます
市販されているお菓子のチョコレートはスイーツとして砂糖がたくさん入っていたり、乳脂肪が加えられていたりと、カロリーが高く太りやすいイメージが強いですが心身にプラスの効能も期待できます
是非食べ過ぎないように気を付けつつ、至福のおいしさと恩恵にあずかりましょう!